この度、山脇君から「佐藤八十八君が4月に本を出版されるのでHPで案内して頂ければ」との依頼がありました。

私も届いた見本の「ヒト ひと 人」を一読しました。テーマは八十八君のご長男で重度障害者の卓(たかし)さんと

の半世紀にわたり接した中で得られた思いを綴られています。

誕生以来今日に至るまで、しゃべれないし歩くのにも介添えを要したそうです。

10年前の両眼失明以降次第に筋力の衰えも加わり、歩けなくなって更に不自由な卓さんを奥様共々支えておられます。

絶え間なく卓さんの表情、声音で彼の欲求を察知し対応されるので、

卓さんも八十八さんに全幅の信頼を寄せている事が分かりそれが父親としての生き甲斐、遣り甲斐になっている

そうです。また
このような障害の原因は染色体の異常にあるとの説明もあります。

下記は本の抜粋で、以下の様に述べられています。

・私に取って長男は「子であり、友であり、師であり、鏡であり、宝であり、地獄で出会った仏である」

・私の次男、双子の三男四男はそれぞれ家庭を持ち10人の孫がいるがその人達に卓の存在が大きな影響を与えている。

私が同じ立場に置かれたら、佐藤君のような対応は出来ないだろうし、彼の長いご苦労に敬意を表すのみです。

この本は悲壮感もなく弱者に対する世の無理解をサラッと述べられていて、是非読んで頂きたいと思います。

街の本屋で1000円プラス税でお求め下さい。文芸社発行でタイトルは「ヒト ひと 人」4月中旬発行です。

     左の写真はこの本の表表紙と裏表紙です。クリックすると大きくなります、帯封に書かれた文章もお読み下さい。
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