九寨溝・牟尼溝・黄龍ハイキング

関西空港から上海へ、乗り継いで成都へ、約6時間の旅でした。そして、成都で1泊しました。

2日目

四川省の広さは44万u、日本全体は33、7万u、その広い四川省を山また山の織りなす中、岷江と呼ばれる川の

渓谷に沿って途中を観光しつつ、高度順応しながら九寨溝へ、。

*写真はダブルクリックで拡大します。

2008年5月に発生した四川の大地震で山崩れでできた湖

松藩古城

 

 

 

3日目

九寨溝とは9つのチベット族の集落があることからその名が付いたようですが、原生林が生い茂る渓谷にたくさんの湖沼

や瀑布が点在し、水底まで透き通って美しい色彩の湖水は息を呑むようでした。

少し紅葉し始めた山々と透明に透き通ってコバルト色の水の色、世界遺産に登録されているのも頷ける素晴らしさでした。

九寨溝入口で待つ人

諾日朗瀑布(幅320m、高さ25m)

 

 

 

五花海:最も透明度が高い

珍珠灘瀑布(幅310m、高さ21m)

 

 

 

五彩池:水の色が最も美しい

鏡海:湖面が静かで鏡のよう

老虎海:紅葉の季節は湖畔の森の景色が湖に写って湖に虎が横たわっているかのように映る

 

4日目

牟尼溝へ、オゾンをたっぷり吸いこんでリフレッシュした気分で、良く整備された木道を上ります。

清流が流れる渓谷沿いを高さ104mの瀑布を上り下りするのですが、雨続きで水量が多く、真っ白な

水しぶきを上げてとうとうと流れる雄大な様は見ごたえがあります。高度は3000m近く、上るのも

少し苦しかったです。

チベット族のお寺

牟尼溝扎嗄瀑布:ザガ瀑布は炭酸カルシウムを含んだ滝です。「ザガ」はチベット語で白色の意味を表し、「中国で一番のカルシウム瀑布」の美称があり、高さは104メートル、幅は35メートル。

   

5日目

黄龍観光、3500m〜4000m位の高度で、前日まで日本から持っていった「食べる酸素」を食べ、旅行社から

1缶ずつ渡された「酸素缶」を持ち、怖々出発です。

九寨溝、黄龍とも1日の観光客は2万人位、夏休みなどは1日4万人位だそうで、ロープウェイの順番待ちで

長蛇の列に驚きです。

ロープウェイを下り、少し登ってから、標高差450mくらい、全て整備された木道を下ります。

樹海に覆われた渓流に石灰岩層が露出し、沢山の池が段々畑のように広がり、エメラルドグリーンの水を

たたえる神秘的な素晴らしい景勝地です。写真に撮ってもその広がりを映しだせなくて、もどかしい様な、

中国屈指の奇景と呼ばれるのが分るような風景でした。

又黄龍の名は川を流れ下る岩の表面がごつごつと黄土色でくねって丁度龍を思わせる様から来たようです。

 

 

玉翠峰(5160m)

五彩池(海抜3553m)

 

 

 

 

五彩池を見下ろす

五彩池

黄龍寺:道教のお寺

 

争艶彩池

迎賓彩池

   

6日目

パンダ繁殖研究基地へ

九寨溝観光の時、パンダが山から下りてきて水を飲むのはこの湖、食事の笹竹はこの湖の近くの場所のみ、と

聞きましたが、その笹竹が60年に一度花を咲かせ枯れてしまい、食料として育つまでに時間がかかること、

それに加えて四川省大地震の山崩れなどで数を減らしていると聞きました。

研究基地では、大事に育てられているようで、産まれたての赤ちゃんが人間と同じように保育室で育ち、

外ではじゃれあったり、お風呂(水?)に入ったり、見ていて飽きない可愛さでした。

赤ちゃんパンダ

2頭のパンダの戯れ

左同2

左同3(昼食中)

この旅行で中国の変化を見せられたような気がしました。今回の観光地全ての450メートル位の山道でも

立派な木道が全てきちっと作られ、落ち葉が落ちても滑らないように毎日清掃員が何人も掃き清めていたり、

昔に比べてごみを捨てる人が殆どなく、トイレも徐々にきれいになっている、など観光に力を入れている様を感じました。

只残念なのは九寨溝、黄龍、共に決まり切った田舎料理を出す店のみ、それも脂ぎった炒め物や香辛料が

口に会わず閉口しました。

 

                  旅行参加者:  赤井峰子、田中公子、鶴岡陽子、森本俊子、宮井幸男

                                        文:田中公子  ; 写真:宮井幸男

 

 

 

 

                          

 

 

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