スイストレッキング   H25.8.27    山川正彦

スイスにはスキーでシャモニーやサンモリッツも含めて、何度か行ったが今回は夏の山を歩きたいと思った。体力的に2週間が限度、グリンデルワルドとツエルマットに絞って計画した。
6月26日深夜の便で発ち,27日お昼にスイスチューリッヒ空港に到着、夕方にはグリンデルワルドの宿・グラシエ(Glasier)に着いた。 

28日(金)天気はあまり良くはなくてアイガーも雲が半分掛かっていた。リフトでフィルスト(First)まで登ったが何も見えない。リフトで途中まで降って、ボルト(Bort)1554mからグリンデルワルドまで歩いた。標高差550mほど昼前にはグリンデルの駅前に到着した。駅前で軽く昼食のあと、クライネシャイデックまで電車に乗り更にアイガーグレッチャーまで電車で登った。そこから歩き、更にヴェンゲンアルプまでのトレキングは花も多くてなかなか良かった。ヴェンゲンまで電車に乗り、以前にスキーで来た宿(クラブメッド)の周辺を歩いた。この町から毎日見下ろしていたラウターブルンネンの谷には冬には見られない落差300mの豪快な滝が望まれた。メンリッヘンまでテレキャビンで登り、更にリフトでグリンデルに降った。この日の歩数は22,700歩、夜は宿のレストランで、イタリアンを食べワイン1本で70スイスフラン(約8000円)。

   
泊まったホテルグラシエ  アイガーの頭だけ見えます  ボルトからの降り道  花がきれいです 
アイガーグレッチャーからの降りでクライネシャデイックを望む  クライネシャデイックのすぐ上まで降りて来てのタイマーでのショット  メンヒの横から流れ出る氷河、天気が悪いと迫力があります  ヴェンゲンからラウターブルンネンの谷を見る、右手の滝に注目 

29日(土)は生憎の雨、スイスパスを買ったのでスイス国内の電車は乗り放題。首都ベルンまで遊びに行った。片道約2時間で美しい街に着いた。大聖堂のステンドグラスが美しい、街には多くの噴水と像があった。雪解け水を集めた河の水量は多く、水はきれいだった。(13,000歩)


30日(日)はお天気はあまり良くなかったが三山の西側は雲が少ない。リフトで登りメンリッヘンからクライネシャデイックまでのトレッキング、雪渓を何度も越えて1時間半でシャイデックに到着、ビールを飲んだあと電車でラウターブルンネンへ。豪快な滝の足元や絵に描いた教会周辺などを歩き廻った。登山電車で登りミューレンからアルメントフーベルへ、三山が美しく見えて約2時間トレッキングした。三山とは左(東)から順にアイガー、メンヒ、ユングフラウです。(22,300歩)

 ラウターブルンネンの谷から滝を見ています、撮影ポイントによって教会の位置が違うことに注目して下さい。  ミューレンからアーメンとフーベルまでのトレッキング  左に同じ

7月1日(月)メンリッヘンまで登ると三山が素晴らしくきれいだった。景色を楽しんだあとヴェンゲンまで降り電車でミューレンまで、映画007で有名なリフトに乗ってシルトホルンまで登った。リフト代がチケットに含まれてなく、75CFRを払わされたが素晴らしい景色だった。(18,000歩)

左からアイガー、メンヒ、ユングフラウの三山   緑の山を赤い電車が走ります  ラウターブルンネン谷、滝が見える  アイガーを真横から見る角度です
 シルトホルン展望台  同左、映画007で有名です  ミューレンのホテルアイガー  シーニゲプラッテにて

7月2日(火
グリンデル駅前からバスでグローセシャイデイックへ、細い山道を面白い警笛を鳴らしながらバスが走る。約40分で到着するとグリンデルの町がはるか下に見えて、アイガーを始め三山が左手に見える。そこからフィルストへの二時間の歩きは最高だった。更にバッハアルプゼーまで往復の2時間半の景色は最高、リフトで降って 氷河源流まで歩くべくフィングステイックまでリフトで上がり歩き始めた。厳しい登りを歩き続けて、標高2000mのStiereggと言うところまで登った。そこからグリンデルの宿までが遠くて、結局この日は合計32,800歩と言う驚異的な歩数だった。最後は雨も降りだして流石の家内も少し音を上げかけた。

 グローセシャイデイックから  同じく、アイガーを東から見てます  グリンデルの町が下の方に  トレッキング道に雪解けの川が
 バッハアルプ湖、標高2,265m  湖の半分は凍っています  右正面のピークはシュレックホルン やっとビール、あとまた歩きました 

7月3日(水)は移動日で宿の主人が駅まで送ってくれて8時49分発の電車に乗れた。インターラーケンからスピーツ(Spitz)まで電車、湖上の遊覧船は適当な便が無くて10時40分の船でインターラーケンまで1時間半の船旅を楽しんだ。ツエルマットに14:10到着、宿のアルペンロッジまでかなりの登りだが荷物を引きながら歩いた。約15分できれいなホテル、今日は曇りで山は見えず。(14,800歩)


7月4日(木)ここのホテルはジュースもチーズやハムもグリンデルのホテルより良かった。駅まで降りて三日間乗り放題のチケットを求めたがスイスパスを持っていたので@15千円程度と安く買えた。先ずマッターホルングレッチャーパラダイスまで登ることにした。リフト乗り継ぎで標高3,883mまで運んでくれる。少し天気が悪くマッターホルンは雲に見え隠れする。バッハアルプゼーまでリフトで降り、そこからツエルマットまで歩くことにした。アルプゼーは8年前になるかな、初めて山内君や青山君とスキーに来た時に食事をしたところだ。標高2,583mのゼーからツエルマット(1600m)まで約1000m降るがなかなか景色が良くてゆっくり降って二時間半であった。降りたあと再度パラダイスまで登ったが今度はホルンがきれいに見えた。そのあとゴルナーグラートへの電車に乗った。ここも8年振りだし、冬と夏の違いもある景色を堪能できた。(25,100歩)

 マッターホルンもこの角度で見るときれいとは言えません。  高度3,883mなので寒いです。ここまでよくぞケーブルを付けたなと!  ゼー(池)周辺に羊が放牧されていました。  かなり降った地点、この下の店でビールとオムレツが美味しかった

7月5日(金)駅から地下ケーブル電車に乗ってスネガパラダイスへ、更にロートホルンまで登ったあとブラウヘッド(2,571m)までリフトで降り、そこから歩き始めた。ここからゴルナーグラートに登る電車の途中駅である、リッフェルアルプ(2,211m)までの2時間半のウオークはマッターホルンがいつも見える歩きで景色を楽しんだ。そのあともう一度ゴルナーグラートまで電車に乗り、モンテローザや氷河の景色を見た。この日がツエルマットに来て一番のお天気だった。(25,900歩)

 左手はるか先に道が続きますがここを歩きました。  池に映るホルン、このような池が多くありました。  ゴルナーグラートからの氷河の眺めは凄いです。  振り返るとホルンの頭が見えました。

7月6日(土)スキーヤー憧れのサースフェーに行くべく電車とバスを乗り継いで11時に着いた。ここも別料金を取られたが標高3,462mのミッテルアラリンと言うところまで行けた。その正面にアラリンホルン(4027m)やドーム(4545m)が見え、登って行く人も多く、頂上まで見えるので壮観であった。この日はツエルマット最後の日と言うことでホテルのママが美味しい夕食を作ってくれた。特に生野菜のサラダが良かった。スパゲッテイも日本人の口に合うように薄めの味、豚ステーキも小さめで柔らかだった。(14,100歩)

 サースフェーは山に囲まれた静かな町です。  アラリンホルンに向かって多くの人が登って行きます。  ホテルのママ、彼女の夕食は美味しかった!  この二階の部屋に泊まりましたが、ホルンが良く見えました。

7月7日(日)ジュネーブに11時に到着、荷物を預けて市内へ。レマン湖の遊覧船に乗り、あちこち歩いて地図で見つけたロシア正教会も訪れた。日本からの信者やと言うことでそっと中の写真も撮らせてくれた。翌日8日も午前中時間があったのでローザンヌまで行った。午後の飛行機で、ドーハ経由の長旅は疲れたが、楽しい旅の余韻に浸って飲んで過ごした。
ハッピーな旅でした!交通費(飛行機代、鉄道、ケーブルリフト含む)、ホテル代、食事代、土産を入れてもひとり40万円強は安いでしょう?

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