サンモリッツスキー報告記                                         (H25.2.11)    山川正彦

1.初めに 2013.1.12から12日間の旅行でしたが、海外スキーはもう最後にしようと山内君と話しながら帰って来ました。ドバイ経由のエミレーツ航空は現地に適当な時間に到着するのは良いのだけど、乗っている時間が大変長いです。乗り継ぎ時間も含めると往きが21時間、更にチューリッヒ空港から鉄道に乗ってサンモリッツ駅まで4時間、乗り替え時間を加えると26時間の長旅です。流石にエコノミー症候群になったのか一日目の滑りは体調がおかしく私にしては珍しく滑っていて太ももの上面が攣りました。つまらない前置きから始めましたが、サンモリッツは素晴らしいところです。

2.スキー場の紹介 標高が1780mありサンモリッツ湖の周りに出来た街の上に三か所の有名なスキー場があります。Corviglia(コルベリア)、Corvatsch(コルバッチ)、Diavolezza(デイアボレッツア)で一番近いコルベリアにはホテル(クラブメッド)からスキーを担いで10分歩くとリフト乗り場です。100人以上が乗れるゴンドラで約10分、更にもうひとつゴンドラに乗ると標高2660mの地点。そこから標高で200mほど滑り降りるとコルベリアです。広大なゲレンデが拡がっています。そこから更にゴンドラに乗ると標高3,057mのPiz.Nair(ピッツネイル),ここからの滑降は素晴らしい!いろいろなコースを滑って最後はリフト乗り場まで滑って帰ります。
コルバッチは少しバスに乗って湖の反対側(南)へ行きます。ゴンドラを二本乗ると標高3,300mのピーク、ここからの眺めは最高でした。ここの広大なゲレンデも色々なコースを滑って最後はぐるりと湖を回ってコルベリアのリフト乗り場まで滑って降りれます。ここは最初の日と5日目とに行きました。
もうひとつデアボレッツアはバスで20分ほど乗ってコルバッチの更に南東に行きます。ここは後述するベルニナ特急が通るところで随分高い所まで線路が見えました。ここからピッツベルニナと言う4000mを越えるピークが見える筈だったのですが悪天候で見えませんでした。今回は6日間で晴天は一日だけと少し天候には恵まれませんでした。更にこのデアボレッツアでは3日目に行ったのですが、朝10時半頃難しところを滑り降りて何でもない緩斜面で一緒に滑っていた仲間が転倒し右膝を複雑骨折するアクシデントがありました。怪我をした当人が京大出のお医者さんで英語をしゃべれるのが幸いでした。彼の報告記があるので興味のある方はご覧下さい。
http://kitayamanokai.blogspot.jp/

3.ターニャ レベル5のクラスはドイツ語と英語の分かるグループに分かれ、我々はイギリス人老夫婦と我々の仲間6人の8人での英語グループになりました。コーチのターニャは23歳のロシア系イタリア人、身長175cm体重75kg位の陽気で元気なお嬢さん。朝晩に会う他の男性コーチ陣にも大変人気がありました。スキーは上手く、日本人はすぐコーチの後ろを数珠つなぎで滑るのでゲレンデを広く使え、離れて広がれと再三叫んでいました。

4.街の紹介など
 3日目に早く終わったので怪我をした友人の病院に行くついでに町を歩きました。セガンテイーニの美術館があり探し回って見る事が出来ました。また別の日でしたが凍ったサンモリッツ湖を歩く経験をしました。前述のコルベリアのゲレンデは湖のすぐ上にありお天気の日に滑りましたが将に湖へダウンヒルする感じでした。

5.ベルニナ特急 20日(日)スキーはすべて終えて、念願のベルニナ特急でイタリアに出ることにしました。展望列車の窓は天井までカーブして広いエリアを作っています。しかし生憎の天気、雪でなにも見えぬまま列車はとろとろ走っていました。我々が滑ったデアボレッツアを過ぎた辺りで列車が止まり動きません。仲間がイタリア人に聞いたところ雪の為に線路に木が倒れて進めない。ふた駅引き返してバスに乗るとか。単線を折り返してふた駅戻ったところに二両連結のバスが止まっていて、重い荷物を移して乗りこみました。そこから雪道の山道をバスが飛ばすこと、なんとテイラーノと言うイタリア側の駅からの連絡鉄道に間に合わせてしまったのです。先の骨折事故でも救急隊の出動があっと言う間に来たり、その辺りは凄いと思いました。と言う事でベルニナ特急はまたのチャンスです。

6.ミラノ見学 ミラノに二泊しましたが賑やかな町でドオーモや美術館が良かったです。月曜日で「最後の晩餐」が見れなかったのは残念!

  
今回、山内君とクラスが違ったので一緒の写真が少ないですが、同じ部屋で一緒に寝て、毎晩良く飲みました。冒頭にも書いたようにこれで海外スキーは止めにするつもりなので、自分の記録の為もあり写真を中心にこのHPに掲載させて頂きます。

スイスのスキー場は広く、圧雪してあるコース以外のどこでも滑れます 宿泊したクラブメッド サンモリッツ市街
ホテルから見た街の景色 標高3,300mのコルバッチ 後ろの山々が素晴らしい 氷河源流です
自然リンクでアイスホッケーの練習 凍ったサンモリッツ湖で馬橇レースが行われるので仮設席があります ホテル前で仲間10名ふたり欠席ひとりは怪我で映っていません。 クラス5のメンバー、英国人夫婦とコーチのターニャもいます
セガンテイーニの水を飲む女 同じく牧場の乙女 サンモリッツ駅からベルニナ特急へ ミラノ駅は立派でした
スコルツアフォ城 ドオーモ ダビンチの像前で ドウーモの上
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