私達70歳代を謳歌しています  

                      

10数年ほど前、小森さんの友人の別荘マンションで麻雀を見学させて貰ったのがきっかけで(小森、赤井、井口、芦田)の4人が麻雀を習い始めました。 以後「歩く会」の女性メンバーの方を順にお誘いし60歳半ばから初めて覚えた人達の同好会になりました。現在同窓生12名ほどと、その関係がある少し若い方4名の集まりです。

同窓生である山内さんのご好意で谷町4丁目の山内邸ビルのマージャン室を使わせて頂いています。午前10時過ぎから午後5時迄、他所の人が居られない貸切の環境、駅からも近く絶好の場所です。普段は28人でしますが1卓や3卓の時もあります。

気楽で楽しく喋りながらの麻雀、あっという間に時間が過ぎてしまいます。年数を経てきて最近はあまり喋らず黙って集中して闘志を燃やし、トップか2番手を目指してやっています。誰しも負けたくないので頑張っていますがそれぞれの性格が出てしまいます。素直な人、ひとり言が多い人、怖がりの人、強気の人、こだわる人などそれぞれです。

頭が筋肉痛になったと、まだビギナーだった頃に森本さんが笑って言いました。彼女は同窓生が麻雀をしているって聞いた時カルチャーショックを受けたのです。麻雀は男の遊び、その昔真面目で楚楚としていた人(赤井さん)が麻雀をしているとは晴天の霹靂だったのです。

時が経ち思う事に、自分達がその麻雀を面白く楽しんでいる姿など想像したこともなかったと嬉々として話されます。面白くなるばかりで誰一人止めて行く人はいません。いつも次の会合を楽しみにしていて、次はいつ?いつ?と楽しそうにメモって。

グループみんな仲が良くお互い尊重し合って良き友達です。

ある時先に始めた私に、よくも麻雀をするよう誘ってくれたことと喜んで感謝されるのです。この歳になってこれからも元気で居られる限り、人と会えて精神面では一日中楽しくしていられる事なんて他にはないと云うのです。体力面ではみんな「歩く会」のメンバーです、この10数年間、山歩き等で山川リーダーの下で筋力トレーニングを続けてきたタフな女性たちです。

毎年有馬、八ヶ岳等のメンバーズホテルで紅葉刈りも兼ねるマージャン合宿をします。今年は6月末から7月初めにかけて23日で八ヶ岳から軽井沢まで足を延ばし、見学、散策、ショッピングを楽しみ、両ホテルでは誰もが日常の雑事を忘れてマージャンに没頭しました。マージャンがなければいつも同じ顔触れでは話題も尽きます。

3人寄ればですから、それは楽しい時間を過ごせてストレス解消になりますが時には人の噂話しとなり、陰口にもなり兼ねません。楽しく聞ける話ばかりではありません。これ程永く続いて、いつも同じ旅行が楽しいと思えるのは他でもないマージャンがあってこそなのです。

70歳を過ぎ、認知症の声が囁かれ始めています。麻雀を続けて居られたらボケるのは避けられるのではと信じて、いつも楽しく活き活きと脳トレーニングに励んでいる姿は真面目だった学生時代をも思い出させてくれます。永く続けていますが一度として賭けてすることはありません。正真正銘の健康マージャンです。男性が其れを聞いて、そんなん何が面白いねん!と嘲笑されますが賭けていたらここまで続かなかったと思うのです。麻雀を覚えて、こんなに楽しい老後を迎えられるなんて考えたこともないし予想もしなかったとみんな言います。全員が幸せと感じ、ただいま70歳代を謳歌しています。

ちなみにグループの内8人が健康マージャン教室(すみれ教室)にも入会して厳しいマナーやルールの指導を受け、完全理解を目指す勉強を少しずつ続けています。

みんな凄い!悔しいけれど先覚者に断りもなく始めた私をどんどん追い越して見事に上達されました。今後はさらに理解を深め少し上の技術?を目指し、いつかは男性も交えて麻雀大会が出来る事を願いつつ・・・・・芦田洋子

      

                                                                                                     

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