今年も八甲田山に行ってきました。みなさんにはあまり興味がないかも知れませんが自分達の記録として載せさせて頂きます。4月6日(月)に出発してその日の午後には大岳の近くまで登りましたが、例年に比べて雪が極端に少なくていつも滑っている酸ヶ湯裏の斜面も、今回は2mほどの木が斜面に沢山ありましたがこれまではきれいな斜面でした。つまり少なくとも2mは雪が少なかった、更に大岳にはいつもモンスターと言っている見事な樹氷が沢山あるのですが、今年はまったく見えませんでした。今回、これまで行っていなかった銅像ルートを滑って、またシールを付けて登りました。そのあと宮様ルートを滑って酸ヶ湯の宿の裏の斜面を滑りました。
(上から三段目左から二枚目写真)
4月8日(水)の朝から岩木山の麓の嶽温泉に移動しました。午後からさっそく岳沢を上まで登りましたが、一面のブナ林がきれいでした。9日は百沢を登り、10日は再び岳沢を登り、翌日開通するスカイラインまで登りましたが強風で大変でした。最後の11日は岩木山スカイラインの除雪が完了して開通式があり、我々も一番バスに乗って開通式の直後に上まで登り、鯵が沢まで滑って降りて、宿の温泉に入ってから空港まで送って貰って帰阪しました。
酸ヶ湯の後ろには1,584mの大岳がきれいに見えました。今回は6日間全部お天気で真っ黒になりました。 大岳に向って登っています。左側の雪庇が崩れそうで少し気持ちが悪いところです。 一日目が終わり大岳をバックに、新人女性の左が吉本さん、右が井上さんです。 二日目はゴンドラで山頂駅に上がり、銅像ルートを滑りました。そのあと登り返して宮様ルートへ。
銅像ルートを滑っています。この右手は大きな雪崩のあとがありました。 銅像ルートと言うのは明治35年1月にあった陸軍の大量遭難事故の銅像が建っているからです。 日露戦争を直前に控えて、仮想敵国ロシアに対抗すべく雪中訓練を行ったのですが・・・・ 八甲田山を後ろにして銅像が建っています。後藤伍長が立ったまま仮死状態で発見されました。
詳しくは新田次郎の名著「八甲田山死の彷徨」をお読み下さい。 宮様ルートから宿の裏の斜面に到達。雪が少なくて新人は苦労したようです。 8日朝、酸ヶ湯の宿とお別れして、今から岩木山へ移動です。 岩木山をバスの中から撮影、高さ1,600mあまりある独立峰で美しい姿です。前面はリンゴ畑。
岩木山へ登るのは標高300mから1300mまで約4時間半は苦しいです。 ブナ林がまことに美しいです。右から2人目が新人の木村さん、年齢は我々より2歳若いです。 いつものふたりですが、片目のサングラスは海賊やな!と言われていました。 頂上を目指してシール登高!
しんどそうですね! この素晴らしい景色を見る為に登るという目的もあります。それは天候に恵まれないといけません。 途中の小休止はお茶を飲んだり甘い物を食べたり・・・・ 開通前日のスカイライン終点、8合目です。ここでも標高1,247mあります。
最後の日、バスで登って来た8合目です。ご覧のような素晴らしい天気、今日は風もなく! でもここからの登りは雪が一部凍っていて滑落の危険を感じながら、シーアイゼンを付けて登りました。 右奥の斜面を滑って降りてきました。途中に大きな雪の割れ目、雪崩が恐ろしいです! 鰺ヶ沢へ滑る前の大休止、滑るのがもったいない!
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