イタリア旅行(写真はすべてクリックすると大きくなります)

2009年10月26日から11月3日の9日間の日程でイタリアを旅行してきました。今回はアラブ首長国連邦のエミレイト航空で関空−ドバイ(中継)−ミラノという経路であり、所要時間は21時間半と長くかかった。
第2日目は午後から3時間ほどのミラノ観光で、スフォルツェスコ城
を眺め十字形の商店街で、ガラス屋根のアーケードを持ち、19世記後半に作られたヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを歩き、ミラノドゥオモ(大聖堂)を訪れた。この大聖堂は幅93m、奥行き158mで、135本の尖塔を持ち、最高の尖塔の高さは108.5mあり、内部もすばらしく美しい大聖堂であった。この後、271km東に離れたベネチアに夜遅く着いた。第3日目は本土からベネチア本島へは橋を渡り、本島の北側から船でジュデッカ運河を通りサン・マルコ広場まで行き、サン・マルコ広場の近くのゴンドラ乗り場から1艘当り6人が乗り、細い水路を30分程巡った。大きな運河は水の色は青くきれいに見えるが、細い水路は生活排水などにより、濁っており、異臭も匂い興ざめした。サン・マルコ広場には新、旧行政長官府、ドゥカーレ宮殿、鐘楼サン・マルコ大聖堂などがある。サン・マルコ大聖堂は828年に聖マルコの遺体を祀るために建てられた。ロマネスク・ビザンチン様式で、内部には重厚な黄金で装飾されていた。鐘楼は96mの塔で、16世紀に完成したが、近年に崩壊し、1912年に再建された。この塔はエレベータで上がることができ、すばらしい眺望であった。この後、241km西南にあるフィレンツェに向かった。第4日目午前中、ボッチチェリの「春」、レオナルド・ダヴィンチ「受胎告知」などが展示されているウフィッツィ美術館に行った。美術館からフィレンツェ最古の橋、ベッキオ橋を眺めることが出来た。この後、シニョリーア広場に行った。この広場には彫像が多くあり、ベッキオ宮殿の前にはダビデ像があり、美術館の端に彫像が多くある彫刻廊ロッジア・デッラ・シニョリーアがあり、中央にはネプチューンの噴水がある。さらに花の聖母教会という名称で、非常に美しく、サン・ピエトロ寺院、セント・ポール寺院に次ぐ世界で3番目のドゥオモを訪れた。午後、ピサを訪れた。ピサのドゥオモ広場には大きくて美しいドゥオモ、洗礼堂、そして、有名なピサの斜塔(鐘楼)がある。1173年から鐘楼の建設が始まり、途中で、地盤沈下で傾くが、続行され、1350年に完成された。このため、屋上の中心が4.5m横にずれている。近年これ以上傾かないための改良がなされている。フィレンツェ市内も両側一車線が路上駐車場になっており、自動車の渋滞も多く、彫像の多い美しい街を予想していたが、裏切られた。第5日目はフィレンツェからローマに向かい、途中、凝灰岩の岩山にあり、ケーブルがある「世界一美しい丘上都市」と言われるオルビエートに立寄った。ここにも美しい大理石のトゥオモがあった。この街は陶器でも有名である。そして、午後2時頃ローマに着き、昼食後ローマ観光を行い、バチカン市国の重厚、壮大なサン・ピエトロ寺院、ローマ遺跡を象徴するようなコレッセオ、そして、日が暮れて、ライトアップされた彫像が美しいトレヴィの泉、そして、夜でも人でにぎわっている「ローマの休日」で有名なスペイン広場を訪れた。第6日目はローマの南254km離れたポンペイに向かった。紀元前8世紀から栄えていた街が79年8月24日のヴェスヴィオ山の噴火によりにより、一瞬にして埋没してしまい、1748年にカルロス7世に発掘され遺跡として世に現れた。当時の都市機能がすべて残されているため、興味は尽きないものである。この後、20kmほど離れたナポリに向かい、夕暮れ時にヌオーヴォ城、ナポリ王の王宮、サン・フランチェスコ・バオラ教会があるピアッツァ・プレビシート広場を訪れ、海岸から卵城のライトアップを眺めた。第7日目はナポリ港からジェット船で30km沖合いのカプリ島に向かった。近年有名になった青い光の洞窟「青の洞窟」を訪れるためであったが、快晴にもかかわらず、洞窟近傍の波が少し高いため、洞窟に入れないことが分かり、急遽、島内観光に切り替えられた。カプリ島はカプリの町とアナカプリの町とがあり、ジェット船はマリーナ・グランデに到着する。この港から、すぐにケーブルカーがあり、これを使いカプリの町に行った。町はリゾート地として有名で、白い壁、赤い屋根の家々が立ち並んでおり、ブランドの店も数多くあった。ここの広場からの眺望もよく、地中海の青い海、青い空、それに断崖と美しい風景であった。更に、断崖に沿うて1kmほど離れたところアナカプリの町があり、ここから1km以上もあるリフトがあり、これに乗り、一番高い山モンテソラーロ(標高589m)に上った。ここからの眺望は更に良く本土のナポリ、ソレントを眺めることが出来た。「青の洞窟」に入ることが出来る確率は11月になると30%にまで下がるため、当初からあまり期待はしていなかったので、結果的にはやせ我慢ではないが、良いカプリ島観光が出来たと思った。ナポリの満月も美しかった。第8日目、第9日目早朝ナポリからローマに向かい、ローマからドバイを中継し、関空に戻った。

                                    宮井幸男

              より詳しい内容は http://ngch1939.hp.infoseek.co.jp

ミラノドゥオモ

ミラノドゥオモ内

サン・マルコ広場

ゴンドラ乗り場

運河を行くゴンドラ

サン・マルコ大聖堂

大聖堂内

鐘楼の西の眺望(眼下サン・マルコ広場、新・旧行政長官府)

鐘楼の東の眺望(眼下にドゥカーレ宮殿)

ベッキオ橋

ベッキオ宮殿

彫刻廊ロッジア・デッラ・シニョリーア

ドゥオモ(花の聖母教会)

ドゥオモ内

ピサの洗礼堂、ドゥオモ、斜塔

ピサの斜塔

城塞都市オルヴィエート

オルヴィエートドゥオモ

ドゥオモ内

サン・ピエトロ寺院

サン・ピエトロ寺院内

ピエタ

コロセオ

トレヴィの泉

スペイン広場

ポンペイのアポロ神殿とヴェスヴィオ火山

パン屋(粉挽き機)

小劇場

サンタルチア港の卵城

カプリ島東北部とソレント遠望

カプリ島東南部とソレント遠望

カプリ島西北部アナカプリ町

高速船からの地中海のサンセット

高速船からのカプリ島

サンタルチア港とナポリの夜景

ナポリの満月

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