2008 KOBE 六甲全山縦走大会に参加して

        

始めにKOBE六甲全山縦走大会(以下全縦)の説明をすると、六甲山の魅力を満喫するとともに自分自身の体力と精神力の限界に挑戦する神戸市主催のスポーツで須磨浦公園より宝塚まで56kmを一日で歩く競技で毎年11月の第一日曜日と11月23日に開催されています。

登る高さを足し合わせるとおよそ3000mにもなりこれは北アルプスの上高地から奥穂高岳の間で登る高さの1,.7倍になります。距離にしても上高地から奥穂高岳まで上り下りするコースの1.7倍になります。(全縦大会のしおりより)

私がこの大会に参加しようとしたのは、一昨年元会社の同僚に誘われ全縦を四回にわけて練習試走したとき菊水山(かなり段差の大きい登り)でバテテしまい恥ずかしい目をした事です。その汚名挽回を考えたことです。

昨年も誘われましたが断り、又今年も誘われるなと思い一念発起し三月より毎日10kmをジョギングをはじめその結果体重を7KGおとし体力をつけ準備をしました。

そして9月よりコースを4回に分けて試走し、10月のはじめに行われた神戸ツーデーマーチ(全コースを二日で歩く)に参加し完走の自信を深めました。

 11月22日に三宮のビジネスホテルに宿泊 23日の朝4時に迎えの車に乗り4時半に須磨浦公園着 5時スタートと言うのにもう長蛇の列(当日の参加者は2000人を超えるとのこと)で実際にスタート出来たのは5時35分真っ暗闇の中でした。鉢伏山、鉄拐山をへて高倉団地で夜が明け6時20分 400階段に向かう。まっすぐに伸びた階段を蟻の行列のように渋滞の中を登る。栂尾山、横尾山、をへて須磨アルプスの 馬の背 渋滞で15分待ちよい休憩になる。(7時20分) 東山から妙法寺に下り高取山経由鵯越駅(9時30分)10分ほど休み難所の菊水山に向かう。何度登ってもこの山の階段の段差の大きいのはしんどい。汗みずくになってやっと山頂 同行6人で出発したがここで一人リタイヤ そのため頂上で30分ロス11時スタート 鍋蓋山より大竜寺へ12時20分に着き 

昼食 かなり疲労し食欲なし。バナナとおにぎり一個をつめこむ。12時45分 市ヶ原 一番の難所 摩耶山 にチャレンジ 今日一番の長く続く登りとコロコロ坂の岩場を克服し(14時33分)山頂に到着 ボランティアの人にいただいたホットレモン水の美味しかったこと 神戸の町も綺麗に見えた事 10分休み六甲山に向かう。六甲山郵便局の甘酒の接待を受け 記念碑台へ 六甲のゴルフコースの横を通り抜け ガーデンテラス(16時20分)で夕暮れの神戸の町を眺め一息入れる。ドライブウエイのコンクリートの硬い道を標高982Mの六甲最高点をめざす。一軒茶屋をすぎ 東六甲分岐(17時23分) 日はとっぷり暮れ ここでヘッドランプを取り出し残り13KM 一路 宝塚 に向かう。真っ暗闇のなか 薄くらいランプの明かりを頼りに急な坂道を登り下りしながら 水無山 大平山 岩倉山 を経由 やっと 塩尾寺(20時)着 此処まで来れば逆に足は軽くなり、

20時30分 阪急宝塚駅前公園のゴールへ到着 同行5人で健闘を讃え合う。

 以上が道中記ですが、摩耶山までがシンドクテ六甲山からは距離は有るが案外楽 歩きながら何故こんなバカな無意味なことをするのかなと思ったことを追記しておきます。

                            田中秀和 記

 編集者注記:56kmの距離でアップダウンがあるということは相当ハードなコースです。我々の歩く会で一日の行程がざっとこの1/4から1/5ですからその長さを推し量って下さい。
田中君は写真を撮っていないので何か写真をと思いましたが適当なものが見つかりませんでした。参考までに下記HPでコースの概要などご覧下さい。


  http://www14.plala.or.jp/niu_yamada/rokkojs.htm

inserted by FC2 system