「ベトナムに行ってきました」
 
2月17日(日)朝日放送の「サンデープロジェクト」と言う番組で、「ものづくり立国ベトナム」と題してベトナムに進出している日本企業数社に関する放映がありましたが、その中で「食」の部門で既に大成功を収めている企業としてエースコックが取り上げられていました。ご覧になられた方も居られると思いますが、あの時、財部氏にインタビューを受けておられたベトナム・エースコックの社長は私たち同期の浪江章一さんです。浪江さんが約8年前現地に赴任された当初、ベトナム・エースコックはまだ一工場で従業員も400人ほどで赤字続きの会社だったそうですが、現在では8工場、従業員も3,500人と急成長を遂げエースコック・ベトナム工場の即席麺は、今やベトナムで高級ブランド商品として、月2億食以上が消費されているといいます。そして、その成功のノウハウを知りたいと訪れる見学者も多くその中には、美智子皇后の弟君(日清製粉会長)もおられたとか・・。その浪江さんと私は、小、中、高と同じ学校で、いわば幼馴染ですが、そのよしみで予ねてより、浪江さんがベトナムに滞在中に「一度是非いらっしゃい」とお誘いを受けていました。しかし、なかなか実現にいたらないでいましたところ、「歩く会」の夕食会で、「浪江さんの事が朝日新聞に出ていたよ」と言う誰かの一言で、ベトナム行きの話しが急に持ち上がり、その後、あれよ、あれよという間に話が進んでいきました。私がしたことは浪江さんと松橋さんの橋渡しだけで、あとは、浪江さんと松橋さんの綿密な計画と周到な準備、数多いメールや国際電話のやり取りで、このベトナム旅行は実現する事が出来ました。我々参加者はそれにポンと乗っかっただけで、とても楽しい旅行をさせていただくことが出来ほんとうに感謝しています。
旅行日程は1月20日から27日、参加者は同期仲間とその家族で24名でした。
 
20日(日) 11時 関空発→14時35分(日本時間16時35分)ホーチミン着、ホーチミンの町散策、買物。ホーチミン泊。
21日(月) 8時25分ホーチミン発→9時45分シェムリアップ着 遺跡観光(タプロム観光) アンコールワット観光 プノンバケンにて夕景鑑賞。アンコール泊 
22日(火) アンコールトム観光後 17時25分シェムリアップ発→18時25分ホーチミン着。ホーチミン泊
23日(水) 7時30分エースコックホーチミン工場見学後メコン河ツァー。ホーチミン泊
24日(木) 7時ホーチミン空港→フエへ(ベトナムの京都と言われる。中世の宮殿、史跡が多い)フエ観光。フエ泊。
25日(金) 8時30分バスにてフエからダナンへ。ダナンは南北のほぼ中央、ベトナム戦争で町が壊滅したため、再建された町並みはきれい。昼からさらにホイアンへ移動。ホイアンは中世に堺から来た日本人が住んだ町で今は観光地。観光後再びダナンへ移動。ダナン泊。          
26日(土) 朝ゆっくりホテル出発 13時40分ダナン→14時50分ホーチミン着。浪江さんのマンションで休憩、買いもの、マッサージなど。機中泊
27日(日) 0時10分(夜)ホーチミン発→関空朝7時着(ベトナム時間朝5時) 解散
 
ベトナムと言えば私の中ではベトナム戦争、何となく後進国というイメージがあったのですが、実際見たその国は、とてもエネルギッシュで活気に溢れていました。食べ物も豊富で、美味しく、特に海鮮料理と新鮮なフルーツは抜群で、これまでのイメージを払拭させてくれました。毎年人口も約200万人増え続け現在の人口8,400万人、そのうち14歳以下が約30%、65歳以上が12%とのこと、平均年齢も25歳と若くこれからますます発展していく国であると確信致しました。それに比べ2日目に訪れたカンボジヤは、ホテルもアンコールワットも素晴らしかったけれど、一歩出れば、そこ、かしこ、に貧しさが漂っていて、幼い子供達が小さな手に小さな物を持って、1ドル、1ドルと言って寄ってくる様子が思わず孫とダブって正視できない気持ちでした。現在のベトナムの豊かさと対照的なカンボジヤの貧しさは、何とかならない物かと心底、胸が痛みました。せめてもの慰めにとその一部が子供達のために(きれいな水を得るための井戸を掘る)提供されるというTシャツを買い求めました。
楽しかった事と言えば、観光は勿論のこと、初めて経験したフットマッサージでは、太ももから足先までマッサージを受け、心身ともにリラックスできました。フエの宮廷料理の時には、部屋に入るなり宮廷衣装をいきなり頭から被せられ、あっという間に着せられ少し驚きましたが、これもまた、あとから写真を見て楽しい思い出の一つになりました。見た事もないはじめてのフルーツは勿論ですが、日本でお目にかかれるものでも、木で熟れたものはとても美味しく、フルーツに目のない私は大満足でした。旅行催行のためにご尽力いただいた方がた、ご一緒いただいた皆さんに、あらためて心より感謝とお礼を申し述べたいと思います。
 
詳しい旅の記録は、ご一緒だった宮井さんが、ご自身のHPで素晴らしい旅行記と写真を掲載されていますので、興味のある方はリンクから入って是非ご覧になってみてください。

       Mineko Akai
    ym_akai0719@smile.odn.ne.jp
    
 赤井 峰子

編集者注:サンデープロジェクトは録画して毎週見ていますが、画面に浪江君が出てきたのには驚きました。その後、最近同級生諸氏が彼を訪ねたとのことなので、その中心人物のおひとり赤井さんに写真と紀行文をお願いしました。サンデープロジェクトに出ることも事前に分かっていたらHPに紹介したのにと残念です。写真は沢山ある中から適当に選びましたが一緒に行かれた皆さん如何でしょうか。写真はすべてクリックで拡大します。


1.アンコールトムにて 2.同じく 3.ネアックポアンにて 4.アンコールワット
5.アンコールワット 6.アプサラダンスショー 7.お米の粉で作ってボール 8.タ・プローム(カジュマルの樹)
9.エースコックの正門前にて 10.浪江社長と宮井君 11.浪江社長が一服 12.レストラン・ソングーにて
13.フエ宮廷衣装 14.ホテル・フラマ 15.ホーチーミンの花屋さん 16.メコン川ツアー
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