坪田裕子Grusonさんとお会いして」

私は7組(彼谷先生担任)で坪田裕子Grusonさんとクラスメートでした。夏休みに自宅近くの区立図書館で彼女の著書『ザ・グルゾン・ファミリー』を偶然見つけました。とても感銘を受け懐かしくて、メールをしました。すぐに返事が来て、彼女が名古屋に本社のあるINOACという会社の社外取締役をしているのでわたしの住む名古屋に毎月New Yorkから数日間来るとのことでした。917日夜、50年ぶりに再会し楽しい会食となりました。

 坪田さんの本がこの大手前33年卒のホームページで宮本貴子さんによって、詳細に紹介されています。私は、このことを知りませんでしたが、坪田さんとの出会いをホームページに送ろうかなと思って、開いたら、なんと宮本さんによる素晴らしい紹介記事がすでに掲載されていたのです。

 したがって坪田さんの人生とThe Gruson Fund for Brain Tumor Research &Careについてはここで繰り返しません。そのかわりにこの間お会いして印象深かったことをお伝えしたいと思います。INOACといういろんなものを製造販売している会社で坪田さんは女性が能力を十分に発揮できるように努力しておられるようでした。

例えば、ある女性は何年も帳簿をつける仕事をしていました。 坪田さんはこの女性の履歴書から留学経験のあることを知り、面接して詳しく聞きました。そしてオーストラリアで数年間にわたって自然科学系の勉強をしていたことを知り、ただちに試験をして昇格させ、社内の開発部へ配転させたそうです。こういったことは社外取締役だからできたのかもしれない、といってました。Glass Ceilingは国の如何を問わず大きな問題ですが、坪田さんは日本の企業が国際競争に打ち勝っていくためのknow-howを太平洋を往復しつつ、一歩づつ浸透させていく努力をしているように思い、共感いたしました。

またいつか同窓会でこんなことをみなさんとお話しできたらいいなあと思います。宮本貴子さんにメールしました。なんと私と彼女はESSで一緒だったという嬉しい偶然を知りました。このホームページのお蔭で高校時代を思い出すことができ感謝しています。有難うございました。そしてGruson Fund もよろしくお願いいたします。

                              碓井知鶴子(旧姓布)

坪田さんの連絡先  Htgruson1@aol.com

The Gruson Fund for Brain Tumor Research &Care 
           
http://www.grusonfund.org/

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