立山春スキーの報告             
                        
H19.5.15 山内・山川

5月2日午後、大阪を出発 立山駅前にて前泊5月3日朝のバスで室堂に着いた。荷物をコインロッカーに預けて、今日の必要装備や食料をザックに詰めて歩き始めたのが9時半。一の越まで標高差250m、距離2km弱の登りは苦しい。10時50分に到着したが風がきつくて寒い。一の越小屋(標高2700m)で一服してピッケルを持った3人は雄山頂上へ。私達は浄土山に登るのだがクラストしているのでアイゼンを付けて11時20分出発。浄土山(2830m)に一時間で到着、立山は目の前、剣山や大日岳。薬師や笠岳など少し雲が多いが良く見える。13時に一の越で立山登山組みと合流し、室堂経由宿舎のみくりが池温泉に到着した。二日目は朝8時に出発、先日雪崩で死亡事故があった雷鳥沢を登る。途中で腕を折った人がパトロール隊に付き添われて下山したきたり、救命そりに乗せられた人が降って来てヘリで運ばれたりと、どうも不安感が・・・。剣御前の直前は急勾配でアイゼンを付け、スキーを担いで剣御前小屋(2760m)に11時半到着。雷鳥沢のスタートから2時間を要した。途中から風が強くなって飛ばされそうだったが剣岳の勇姿には感動!剣沢を滑って降りることになりスタート、快適な滑降コースだ。沢が広く縦横に滑れる。剣岳を前にしての豪快な滑りは最高の喜び!剣沢小屋で休憩。ボーダーの若いお嬢さん二人が我々を見てお元気ですねと言ってくれた。12時30分に出発、剣御前小屋までの50分は辛い、滑りは10分だったのに・・・・。剣御前小屋からの雷鳥沢の降りはスタート地点が急勾配なので右に巻きながら斜滑降。適度な勾配になって自由に滑り始めた。雪質も良く剣沢に次ぐ快適さ。滑り降りてみくりが池小屋までの登りはしんどかった。今日も温泉とビール!最後の三日目は一の越まで登ったあと、東一の越までのトラバースは危険度が高く一苦労。踏み外したら一気に3-4百mの滑落でお陀仏になる。下の御山谷の沢まで見渡せるのは気持ちが悪い。そこを一時間も掛かって通過、東一の越と言う黒四ダムが見下ろせる大きな沢の上に出た。ここは標高2500m、見えている黒部平駅まで標高差700mの大滑降だ。スタート地点は勾配45度もあるが上手く斜滑降でこなし、あとは実力に応じて自由滑降。雪崩のあとのデブリが続く地点を滑って立山ロープウエイの黒部平駅に無事到着。今回も全員怪我なく全工程を終えることが出来た。これで今シーズンも終了です。
1.室堂からいざ出発! 2.一の越の途中から振り返ると登って来る人々が、シールを付けたりリックにスキーを括りつけたり。 3.一の越への登りは辛いですね!
4.浄土山にて後ろは剣岳 5.同じく浄土山後ろは立山・雄山 6.浄土へ登る途中で南方面を見たもの、岩に雪が凍り付いています。
7.テント村の先に雷鳥沢の登りが見える 8.大日岳をバックに滑る山内君 .剣御前小屋にて、後ろは剣岳
10.剣岳の勇姿 11.剣沢小屋にて 12.剣沢小屋から御前小屋への登り返しは50分の登り
13.剣御前小屋でシールを外し、これから雷鳥沢を滑る 14.みくりが池温泉からの夕日 15.御前小屋から別山・立山方面
16.東一の越への難路、下は御山谷の沢で落ちたらアウトです 7.タンボ平の滑降コースは3km、黒部湖が遠くに見える 18.背景の左端にロープウエイの大観峰駅、右端に滑降コース終点の黒部平駅が見える
19.タンボ平コースのスタート地点は45度もあり恐ろしい 20.多少滑り降りてもコースはまだまだ続きます 21.振り返ると遥か彼方にスタート地点、足元は雪崩あとのデブリ
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