南波照間島に憧れて

那覇で行われた大学のクラス会のあと、みんなと別れて石垣島までジェット機で約1持間、夕方、土砂降りの空港に降りた。夕食の為にぶらりと出かけたが、石垣牛が安くて美味しく、泡盛の古酒で楽しんだ。

 翌朝桟橋で、波照間までの船便を聞くと強風の為着くかどうか分からないとのこと。兎に角行ける所まで行こうと、8時40分発の便に乗り込んだ。防波堤から出るとかなり波が高い。波高2m位あるのに35ノット(60km/H)程度で飛ばすので揺れはひどい。途中二回ほどスピードを少し落としたが予定の一時間で無事到着した。

 桟橋からおじさんに車に乗せられて、レンタサイクル屋さんに到着、自転車を借りた。サトウキビ畑の間の道をひたすら南西の碑をめがけて走る。約20分で到着、海岸べりまで歩いて少し荒い波が寄せる岩場から更に南を見たが何も見えなかった。一服後はこの島でも有名な西の浜ビーチへ自転車をこぐ。道に少し迷ったが無事西の浜に到着、美しい!!遠くに見えるのは台湾だ!

 「街道をゆく」で司馬遼太郎が波照間島の更に南に(実際には存在しない)南波照間島(はえはてるましま)があると人々は夢見ていると書いた。約30年前に読んで憧れていた場所であった。

                               H18.3.13 山川正彦

波照間島最南端の海 その碑の前で 西浜ビーチ1
西浜ビーチ2 西浜ビーチ3 島にひとつの風力発電所
島の高台に立つ風力発電所は何処からでも目印になる。左はさとうきび畑 道に寝そべる山羊、街路樹の椰子も南国らしい 左端に高速船が見える。港のそばでも海が美しい!

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