フランスの田舎の結婚式                                                                                        

H17.8       
御池宏・いづみ

 4年程前、私の家に暫くホームステイしていたフランス人の女の子が、先日結婚し、私達も結婚式に招待されましたので627日〜77日まで11日間フランスに行ってきました。
 フランスでは新婦側の家の近くで結婚式をするらしく、彼女の家は、シャンパニュー地方のドルモン(
Dormont)という小さな村で、お父さんはシャンパンの製造会社の社長をしています。
 新郎の方は貴族で、親戚も多く、250人が結婚式に招待されました。ドルモンでこれだけ収容できる教会も披露パーティーが出来る場所もないとのことで、
70km程離れたMorienvalという村のノートルダム教会で結婚式が行われました。
 ものすごく大きな帽子をかぶり、(写真@)盛装した貴婦人達や紳士に囲まれると、何か映画の1シーンに飛び込んだ感じがして、わくわくしました。
 結婚式は予定より遅れて午後5時過ぎから6時半までかかりました(写真A)。
ここからまた、
40km程離れたLongpontのシャトウ(ホテル)に行き(写真B)、午後8時頃からシャトウの芝生の庭でカクテルパーティーが行われました(写真CD)。
 これが終わったのが午後
10時過ぎ。この辺りは、この時期 午後10時半頃まで明るいので、ようやく暗くなった11時頃からシャトウの中の大広間に会場を移し、ディナーパーティーが始りまりました(写真E)。ディナーが終わったのは、日付の変わった午前1時頃。
これでまだ終わらないのです。
1時半頃からダンスパーティー・・・・・私は死ぬほどシャンパンやワインを飲んでダウンしてしまい、ホテルの部屋に帰ってバタンキューでした。  

隣の部屋が騒がしいので目を醒ますと4時でした。10時頃遅い朝食をとって、これで終わりかなと思っていたら、まだスケジュールには、ピクニックと書いてあるんです。
 これは、山に行くわけではなく、彼女のお父さんのシャンパン会社の庭でのランチパーティーでした。ここでも冷蔵トラックが横付けされ、お手のもののシャンパンがじゃんじゃんでてくるのです。この日は午後
4時頃ようやく解放していただき、彼女の家のすぐ近くのホテルで伸びてしまいました。

 結婚式が終わった後もドルモンに4日ほど滞在し、シャンパニュー地方の森と葡萄畑と麦畑しかない所でのんびりしてきました(写真FG)。この間、お父さんの計らいで、チャンパン会社のほとんどが集結している町「エペルネー」に連れて行っていただいて、モエ・エ・シャンドン社(ドンペリニヨンのメーカー)やペリエ・ジュエ社の工場や地下セラー(カーブ)見学させていただき、最後に迎賓館で超高級シャンパンを試飲させていただきました(写真H)。

 今回のフランスの旅はパリにも寄らず、田舎で思いきりのんびりしたのと、シャンパン漬けの10日間でした。

     なお、下記の9枚の写真はクリックすると拡大します。

@ A B
C D E
F G H
inserted by FC2 system