夏山登山報告

                                            H16.8.4-7 山内・山川

山スキークラブ「ゆきうさぎ」のメンバー、佐藤・山内夫妻・松下夫妻・市来・山川の7名で8月4日から7日まで白馬岳を縦走した。(なお、写真は1,2,8以外はクリックで拡大します。)

1.8月4日千里中央を午前7時に出発し総勢7人を乗せた山内車は、中央道の更科ICを出て猿倉に13時30分に到着した。 登山届を出して13時50分に出発、15時10分に今日の泊りである白馬尻の村営小屋に到着した。約4千歩で楽な行程であった。ここの高度は1,550M。食事まで時間があり高山植物を見たり、山小屋の人とお喋り。缶ビールは350mlで350円とまだ安い。

2.5日5時から食事、5時55分に出発した。6時半にアイゼンを付けて雪渓の登りが始まる。ガスがかかり、あちこちに岩が転がっていて、落石が恐ろしい。7時40分雪渓の登りが終り大休止。8時出発8時50分にお花畑で休憩、高山植物が美しい。高山植物を守るグリンキーパーのお嬢ちゃんが可愛いので写真を一枚。更に登ると杓子岳が現れる。11時半に頂上直下の小屋に到着。佐藤・市来・山川の三名で12時10分に出発、杓子岳に向かった。尾根に上がると西側が開け、南方面に剣岳や立山連峰、黒部湖も見える。眺望を楽しみながら杓子まで約1時間。頂上からは北側に白馬の雄大な姿が見える、岩ツバメが飛び、雲が湧き上がる中、静かに40分も休憩した。15時40分に小屋に帰りビールを飲み夕食。350mlが550円と高いが美味さは格別。

3.三日目はここから杓子岳を越えて鑓温泉に泊まる山内夫妻と別れ、我々5人は白馬岳から雪倉岳経由朝日岳までのロングコース。6時に出発したが霧と小雨で視界は全くない。白馬頂上も記念撮影だけで三国境へ。ここは富山県・新潟県・長野県の3県が分水嶺で別れている。ここを右(北東)に行けば白馬大池から栂池へ降りるが、我々は左の富山県方面へ。5月のスキーコースを確認しながら鉢ヶ岳の肩を巻きドンドン歩く。雪倉岳まで生憎の天気だが高山植物が咲き乱れ美しい。霧で天敵の鷹などが来ないからか雷鳥の親子も見る事が出来た。悪路を苦闘しながら頑張って朝日小屋に着いたのは15時、9時間2万8千歩の戦いであった。夕方になって晴れてきて日本海に沈む夕陽が美しい。朝日岳は北アルプスの最北端で日本海が近い、昨日の白馬からは日本海や能登半島が良く見えたがこちらからは能登半島は山陰で見えない。

4.4日目の7日はバスの時間に間に合うように5時半の出発。1時間で朝日岳山頂、2,418Mでアルプスでは余り高い方ではないが、眺望は素晴らしい。剣岳や昨日登った白馬・雪倉など朝日に映えて美しい。途中から雨になり雷までなって恐ろしかったが13時に蓮華温泉に到着、14時20分のバスで平岩駅まで降り、山内車に迎えて貰い、姫川温泉で4日間の汗を流して帰阪した。延べ8万歩、27時間歩いたことになる。高山植物は接写をして沢山写したが、ピントが合わず殆ど失敗だった。一部綺麗なものはまたHPの表紙に掲載します。(山川記)

1.雪渓の長さは約2km、ゆっくり登って1時間。 2.雪渓の間に咲くトリカブト
3.グリンキーパー横の花を撮りました。(クリック) 4.杓子岳2,812Mを望む。(クリック)
5.小屋上の稜線から黒部を望む。右の高いのが剣岳2,998M、その左下に黒部湖が小さく見える。 6.杓子岳頂上から白馬岳2,932Mを望む。右(東)側が大きく落ち込んでいるのが分かる。
7.朝日岳小屋から日本海に沈む夕陽、手前の花は「ししうど」。(クリック) 8.朝日小屋を5時半に出発、疲れからかみんなの顔が冴えない。
9.朝日岳山頂から白馬岳を望む。(クリック) 10.朝日岳からの降り、まっすぐ行けば親不知の方へ、我々は右に折れて蓮華温泉へ。
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