2年3組クラス会


平成15年11月14日(金)17時から大林ビル29Fで、2年3組のクラス会が開催された。九大を定年退官された安井君の記念講演会もあると言うことで、クラス以外のメンバーも加わり約40名の出席があった。

安井君は、”
心臓外科の発展とともに”と題して、外科医を志した昭和41年当時の心臓外科の揺籃期からほぼ完成期の現在にいたる半世紀の歩みを自分の経験をまじえてわかりやすく話された。特に彼の得意の分野である新生児、乳児の開心術では、「開心術の補助手段である人工心肺法に工夫改良を加えたことにより飛躍的に手術成績が向上した。そのため、この人工心肺法が世界的に乳児開心術補助手段の主流になってきている。ささやかながらこの方面の成績向上に寄与できたことは幸運であった」と謙遜しておられた。そのほか心臓弁膜症、狭心症の外科治療など心臓外科の現況を約1時間スライドとビデオを使って楽しくお話頂いた。
1.       日本の医療成績は新生児死亡率が世界一低こと、平均寿命が世界一長いこと、この中間の人々に対する医療成績、たとえば心臓、大血管の手術成績はアメリカ、ドイツと変 わらないことなどより、世界一優秀であるといえる。
2. この成績を支える医師、看護師の数はアメリカの1/5で、その優秀さもさることながら、過剰労働になっており、医療ミスが増える可能性があること。
3. 巷での良い病院とはと言う評価のための手術成績には”RISK-ADUST”(重症度、難易度)を加えなければならないこと。
4. 赤ちゃんの手術は早い方が良い、また心臓病の種類によっては、将来は、お母さんのお腹にいる状態で手術するようになるかも。

などなど面白いお話を頂いた。

そのあとの懇談会では安井君が各テーブルを順番に廻って皆さんと旧交を温めた。普段の学年会ではお目にかからないメンバーの出席もあり、そのあとの30Fでの二次会、場所を替えての三次会も盛会であった。以下写真をご覧下さい。
田村、安井、中岡、関岡の各氏です。
山内さんの髭は貫禄、教授並です。
久し振りに元気な顔を見せた井上淳賀君、納富さん、水谷さん
なんと最後は4次会で、お開きは午前1時前でした。お疲れ様!久渡君はわざわざ東京からの出席です。
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