首都圏75歳!同期会、いや万歳!

                     2014.06.02  井原博之 記

 暑い!一日でした。しかし、楽しい一日でもありました。首都圏の幹事さん(吉永さん、原田さん、荒木さん、小泉さん)から、6月1日に調布市の神代植物公園と深大寺の見学会をやるよとの連絡を貰い、上京の予定とも重なり参加させて頂いた。

 8年前、私が横浜在住の時にも10月に同じようなコースを楽しんだ懐かしい場所である。吉永さんご夫婦は、この植物園で12年間も案内役ボランティアをなさっている。

この日、9:30植物園の入口に24名が集まり、吉永ご夫人のご案内で、盆栽の皐月展から始まった。一本の木から赤白2色の花が咲いている珍しい皐月を楽しんだ。説明によるとサツキとツツジの違いは、咲く時期の違いによるそうである。今咲いているのはサツキ、4月半ば〜連休の頃に咲くのがツツジだそうだ。スイレンとハスの違いも説明があった。スイレンは柄が細いので、水面に花が咲くのに対して、ハスは葉も花も水面よりずっと上のほうにある。

“ハナイカダ”というミズキ科の木も紹介された。その木は葉っぱのなかほどに花が咲き、やがてそれが実になる珍しい植物である。

1945年に中国で見つかった“メタセコイア”とこれに似た“ラクウショウ(落羽松)”の違いの見分け方なども説明された。葉の付き方が対生がメタセコイア、葉の付き方が互生はラクウショウだそうだ。

日陰の森林の中を1時間強ご案内して頂き、小休憩の後、フランス式庭園の中に咲くバラの花を楽しんだ。丁度江戸時代最後の年・1867年にできたと言うハイブリッドティー第1号のラ・フランスのバラから始まり、マサコ、モナリザ、などを観賞した。せっかく咲いている花への強い陽光はある種の腕力のようにも感じた。最後にヒスイ色の花が咲くヒスイカズラや、球根ベゴニヤなどで南国ムード溢れる温室を見学して、午前中を終了した。

園外の歴史の古い嶋田家さんで、深大寺そばのコースとビールを頂き、午後はこれまた吉永さんのお手配により、ベテランガイド・古田さんに深大寺のご案内をして頂いた。

深大寺は神代植物公園に隣接しており、夫々字が異なるのが面白い。この寺は733満功上人により創建されたもので、628年創建の浅草寺に次いで江戸では古い寺だそうだ。萱葺きの山門、白鳳時代の釈迦如来像を有する。白山神社をはじめ、神仏習合のなごりの末社も多く残っている。

午後3時過ぎ一度解散をして、JR三鷹駅の北側に約半数が集まり二次会、さらに喫茶店で三次会を何人かで続けた。最後にはみんな完全に60年前の高校生に戻った会話をして、分かれていった。神戸から参加の井上富江さんは最後まで参加されていた。熱中症で倒れることも無く、無事に終えた首都圏75歳の同期会に万歳!

最後に吉永さんご夫婦に深謝!

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