大手前首都圏同期会報告

                 (長瀞渓谷散策)

錦秋もたけなわの11月22日()、首都圏同期会有志で埼玉県「長瀞渓谷(ながとろけいこく)」を散策しました。幹事はいつもの井原さんと吉永さん。参加者は、平日の昼間ということもあって男女12名とやや少なめ、集合写真左から吉永、小泉、田中、広岡、堀、原田、荒木(中西)、横田、宇野、砂川(所司)、汐月と、この写真を撮ってくれた井原でした。当日は朝からの快晴、8時50分に東武池袋駅に集合し埼玉県寄居まで東上線、寄居で秩父鉄道に乗り換えて長瀞駅に到着。まずは「宝登山(ほどさん)神社」に参詣して、大手前33期同期生の益々の活躍と健康を祈願しました。ロープウエイで宝登山に登り散歩、紅葉盛りの秩父の峰々を眺望しました。見晴らしの良い場所で名物の「おっきりこみうどん」で昼食。

荒川上流の「長瀞渓谷」に下りて、貸し切り状態の舟に乗り込み、船頭さんの愉快なガイドを楽しみながら長瀞ライン下りを満喫しました。途中でスリル満点の早瀬で歓声をあげたり、青く澄んだ静かな流れに悠々と遊ぶカルガモ、マガモ、カワウ、セキレイなどの野鳥を観察、折りしもの夕日、抜けるような青空に映える紅葉とそそり立つ岩石の絶景に我を忘れ、すっかり童心に返ったひとときを過ごしました。

2kmほど下ったところで舟からおりて、特別天然記念物に指定されている「岩畳」を歩きました。井原博之ならぬ井原「博識」さんの講義によると、これは太古の時代に海底から隆起した結晶片岩の、世界でも類を見ない大きさの一枚岩です。ナウマン博士が再発見し、ここは日本地質学の発祥の地でもあります。また、九州、四国(大歩危小歩危)、紀伊半島、丹沢山塊と日本列島を東西に延びているいわゆる中央構造線の一部であり、特有の三波川緑泥片岩が主で、この近くでも「三波青石(さんばあおいし)」が産出されるそうです。いろいろとお勉強することが多いので、首都圏同期会はいつも「修学旅行」でもあります。陽が傾き気温も下がって来た頃に来年5月の再会を期して帰路につき、池袋駅で解散しました。

なお、下に紹介する写真(クリックで拡大します)の他に、当日の写真50枚を下記のURLでご覧頂けます。

http://photos.yahoo.co.jp/bc/minoru_harada_d02/lst?.dir=&.view=t                                 

2005(H17).11.28

                                                                               (原田 實記)

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