マー君の食べ歩き・その29

H29.11.01 千藤雅弘 

平成291027日(金)食べる会は「与太呂本店」で開催。てんぷらと鯛めしで有名な老舗で、HPには創業昭和2年、戦時中休業後昭和25
渡辺橋で営業再開、平成
2512月現在地の中之島3丁目の中之島ダイビル3Fに本店移転と記されている。近代的な大きなビルの3Fに和食の老舗
とは不釣り合いな第一感であるが、これが現代風な味わいと言えるかもしれない。

あまから手帖社が1989年に発行した「大阪うまい店100選」に、高麗橋2丁目の「与太呂本店」紹介されている。旧三越の西側にあったので、
食べた人・前を通った人も多いだろう。実はこの店は、のれん分けされた言わば分家で、ナンバで創業、堂島渡辺橋で戦後再開した現在の
中之島ダイビルの「与太呂本店」が本家で、両者は別の経営ということであった。

料理は評判通り大変美味しく、店員の応対も優しく親切で、大いに満足した。ランチタイムは満員の状況で、多人数でまとまった席を確保出来
ないので、
13時からスタート、ランチメニューの4,500円のコースを味わった。

①先付けとして「かに真丈(しんじょう)」かにのすり身、大根・しいたけなどの蒸しもの

②はまち・ひらめの「刺身」

③「天ぷら」  えび・れんこん・むかご・えびのパン挟み揚げ・かき・天恵姑(てんけいこーしいたけの1種)・さつまいも・甘鯛など

 天ぷらは店独特の食材を使用してさっくりとした食べ易いものに仕上げている。つけ塩は沖縄の天然海塩をベースにしたものでまろやかな
 旨みを引き出している。天ぷらは2~3品ずつ
4回に分けて出され、その合間に箸休めの意味か、「柿とオレンジのしらず和え」・「サラダ」が
 出された。タイミングが良く食べ易くなって、なるほどと思わせる。

④「鯛めし」  事前に土鍋の中に、米の上に1尾の鯛を乗せたのを見せられていたが、そのまま一緒に炊きあげて、骨を取り、身をほぐし、
  ご飯に混ぜて出来上がる。ほどよい塩味と鯛の味わいにお替りをする人も多かった。

⑤デザート  「栗きんとん」

以上が料理の全貌であるが、おしゃべりも十分に出来たのか参加者全員が満足したとの感想であった。ビール・日本酒など飲物は好きなように
注文ということで、各自欲するままに飲んで食べて、
1人当たり6千円。おまけに食べ残した鯛めしを折に入れて9人がおみやげとして持ち帰った。
雨の多い時期の晴れ間に久し振りに爽快であった。参加者は、浅尾・芦田・柿本・亀井・杉本・鈴木・田中公・鶴岡・時岡・中垣・中村・納富・
森本・市来・田中秀・矢尾・千藤の
17名。(千藤記)

追記:当日撮影した写真は、腕もカメラも悪かったのか、露出・ピントが最悪で掲載に値するのはゼロ枚。誠に残念であり申し訳なし。

 
inserted by FC2 system