マー君の食べ歩き(17

平成26125日(土)、今年初めての食べる会は「くじら」。鯨を食べたいとの声があり、大阪に数件ある鯨の専門店の中から、西区肥後橋近くの「むらさき」を選定。昭和27年創業の老舗割烹であり、鯨料理のフアンを増やしたいとの店主今川さんの熱意で今日まで経営されている知る人ぞ知る名店である。徐園の南側にある路地のような細い道にある一見目立たない入口だが中は立派な新しい作りの座敷がいくつかある。我々の部屋は6人セットの掘り炬燵式のテーブル3卓、計18名の参加者にぴったりだった。お酒も美味く、鯨を食べながらの新年宴会となった。

料理は言うまでもなくすべて「くじら」、7,350円のコースであった。

@八寸(しぐれ煮・赤身とアボガド・百尋・かぶら骨・尾羽毛)、5種いずれも珍味。

A刺身(鹿の子・サエズリ・本皮・赤身)、珍しい鹿の子、おでんで知っていたサエズリ。

B茶碗蒸し(サエズリ)、少し濃い目の味付け。

C強肴(鯨ベーコン(白))、初めて食べる本日最高の美味しさ。あごの近くから取った一味違う逸品。

D竜田揚げ(赤身)、やんわりと柔らかく揚げてあり上品な感じ。

Eはりしゃぶ鍋(鹿の子・本皮・赤身)、登録商標を取っている当家自慢の一品。鯨の身で水菜をくるりと巻いてある。濃い目のだしにさっとくぐらす。他に水菜は沢山ありこれまで経験のないハリハリ鍋だった。

F細うどん(浪速うどん)・香の物、はりしゃぶ鍋が空になった頃合いに鍋に入れて食べる。最高の仕上げになった。

くじらを堪能できて満足であった。また行ってみたい店であるが、次は鯨ベーコン・竜田揚げ・はりしゃぶ鍋に絞って注文するかと考えている。

途中今川店主から、くじらの種類や捕鯨の実状・食べるくじらの部位などの解説があり、くじらのひげ・歯の実物を拝見出来た。昔の給食や社員食堂の鯨のカツや竜田揚げを懐かしみながら正月の一夜を楽しく過ごす事が出来た。

中村さんから「美味しかった。いろんな部位を食べられて良かった。くじらの説明も有益。尾の身の刺身・鍋をもう少し食べたかった」。森本さんから「子供の頃食べたイメージとかけ離れたくじらの料理、美味しく、また楽しかった」との感想が寄せられています。参加者は、赤井・浅尾・市来・柿本・高阪・杉本・鈴木・田中秀・鶴岡・中垣・中村・平井・松原・宮本・森本・矢尾・山川・千藤の18名。(千藤記)                         (写真はいずれもクリックすれば大きくなります)

 
     
 
 
 
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