第76回歩く会
                                                 
鈴木順子

 4月13日、女性14名、男性7名で、亀岡の牛松山に登り、その後七谷川沿いの満開の桜を観ました。
 今年は、春になっても寒い日が多かったですが、その日は暖く、素晴らしいお天気に恵まれました。  JR亀岡駅に10時に集合、駅の直ぐ前に雄大な牛松山(標高629m)が姿を見せていました。  準備体操の後、牛松山を前方に見ながら保津川を渡りました。保津川くだりの乗船場があり、たくさん の舟が眺められました。牛松山の山頂には、保津川の船筏師たちの守護神である金刀比羅神社が祀られて います。
 ゆるやかなを坂を登り、ほどなく「金刀比羅山2.8キロ」とした標識が立つところが登山口(標高 110m)です。金比羅神社への鳥居をくぐり、石段横のゆるやかな道を登ります。落葉も敷きつまった気 持ちのよい広い道です。杉や松の林の中をつづら折りの坂道を登っていきました。路傍に小さな丁石が立っ ているのに時々気づきましたが、十三丁を過ぎた辺りで左側が開け、眼下に亀岡市街とそれを取り巻く山々 が見渡せるところがあり、ひと休みみしました。
 その後さらに登りが続き、坂も急になりますので少し頑張って登っていくと、やがて金刀比羅宮の社の 前の広場に着きました。社は山の上にあるのに大変立派なもので、そのすぐ横にも、大きな木を使った小 屋があり、天井には奉納された舟が飾られていました。社周辺でお弁当をたべて一休み。
 昼食後、さらに少し西ヘ200m程行ったところにある山頂を通り過ぎ下山となりました。  下りがかなり急な坂でしたので、ストックが役に立ちました。道幅は広く、道の中央は窪んで谷のよう になっています。このようなところに水が流れて川の源流になっていくらしいこともわかりました。窪ん でいる部分にもその上に落葉が積もっていて、また落葉の下に石ころがあったりして、滑って転んだりも しながらの下山でした。
 やがて愛宕神社に着き、その後は桜や椿の花を見ながら歩いていくと直ぐにバス通りに出ました。バス 通りを右に進むと満開の七谷川沿いの桜が見えてきました。バス通りを歩く間にも、道端にはカラスノエ ンドウやヒメオドリコソウが咲いていて、のどかな春を楽しみました。七谷川沿いのさくら公園でひと休 み、バスの時間まで観桜を楽しみました。エドヒガン・オオシマザクラ・ソメイヨシノ・ジュウガツザク ラなどと名札が付けられているのもうれしいことでした。
 京阪バスで亀岡駅まで、そして亀岡からJRで京都へ、和食がんこ京都駅前ビル店で夕食とビールを楽 しみました。汗をかいた後のビールがなんと美味しく感じられたことでしょう。そして、高校時代のことにも話がおよんで、楽しく和やかに夕食をいただいて散会となりました。
 亀岡駅が標高90mですから標高差640mほど登ったことになります。上がり下りの坂も急で、山登りに慣れていない私にはやっと登り終えたのですが、山川さんをはじめ、経験豊富な方がたくさんおられて、適切なアドバイスやサポートが得られました。足がつったりした人もありましたが、スプレーや筋弛緩薬など準備していらっしゃる方が直ぐに対応され、無事に歩き続けることができました。このような歩く会の仲間に囲まれて、初心者も安心して参加できることを有難く思いました。 次回は5月25日、泉佐野の雨山に登る予定です。
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