第69回歩く会報告 平成22年6月9日
八木郁充・森本俊子
平城遷都1300年祭 平城宮跡と法華寺
丁度1年前に春日山原始林をガイド、更に今春の又兵衛桜見学時 八木が参加すると雨が降る「奈良の雨男」を今回は少し蒸し暑かったが雨は降らず、晴天でもなく、むしろ宮跡見学にはもってこいの天候で汚名返上にホッとした次第。
今回は歩くと言うよりむしろ古都を思い起こししばし頭を柔らかくする歴史の勉強と体験をする会でした。
参加者は20名で近鉄・大和西大寺駅に9時15分に集合、宮跡に向かいましたが1km四方の平城宮に散らばる会場を手際よく出来るだけ多く見学する時間割に苦労しました。一番面白いと言われている「平城京歴史館・遣唐使船復原展示」会場に団体参加者全員が整理券を貰い決められた時間に揃って入場する事、予想しがたい点でした。幸いこの日はビッグイベントもなく比較的空いていた事で先ずこの会場に11時に入る事を確保、後は自由に見学できるので待ち時間を利用、宮繁さん(八木の友人で宮跡ガイドを長年、ボランタリーでされている)に各会場訪問時間帯に合わせ来て頂き歴史を中心に何故かくも長く木簡が保存されていたか、各建物はどのような材料・時間でより正確に復原されたか等手際よく説明頂き、もっと聞きたい位でした。正直言って歴史・経緯など知らずして ただ見学していたのでは妙味・感動もなく、我々とは関係のない方々が一緒に聞き入り質問もされ宮繁さんも困惑もされていましたがベテランガイドがついて頂いた事、大変有難かった次第です。
見学体験しました会場は順を追って@「宮跡資料館」A上記「歴史館」B「朱雀門」C「第一次大極殿」 ここ迄で13時近くになり宮繁さんとはお別れし「交流広場」の屋内休憩所で昼食と一献傾け 最後の訪問会場「東院庭園」に向かいました(幸い団体でしたので特別にガイドさんもいました) 会場を後にしたのは15時前、少し、ささやきの出来る小径を歩き「法華寺」を訪れ「国宝11面観音立像」を特別拝観、バス待ちの間 ホッとする休息に山川さん持参の高級チョコレート「ノイハウス」を頂きました。参加者の皆様のご協力でスムースに行程消化、予定より早くバスに乗れ西大寺経由鶴橋の夕食会場「アリラン」には5時近くに到着、西川さんの何時もながらの気配りを頂き、参加者全員、食事・お酒・他飲み物をお腹いっぱい頂き満足感一杯 家路に着きました。
参考乍、会期は11月7日迄で夏季(8.20から27)・秋季(10.9から11.7)の特別フェアもあります。今、奈良の鹿も煎餅を食べない程 観光客が訪れていますが今一度、奈良発展のため訪れて下さい。
なお下記写真の説明は編集者・山川が書きました。遣唐使船も造船屋の拘りが多少あります。こんな構造で東支那海を渡れば難破するのが当たり前のような・・・。この遣唐使船は静岡県の岡村造船で作られたエンジンなどない展示用のものです。もう一隻は上海の造船所で作られた我が社のドックでマストの製作や塗装の仕上げをしたもので、先日上海万博のジャパンデイの日に上海港に自力で入港したそうです(6/15)。我が社のドックでとあるのはサノヤスの大阪製造所のことです。(写真は何れもクリックで拡大します)
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会場に近付くと朱雀門が見えてきました |
遣唐使館の前に見事に復元された遣唐使船(右が船首) |
上記赤字の部分を読んで下さい。 |
ガイドの女性にシャッターを押して貰いました |
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船尾の舵部分 |
船の上は狭いですが縦に並んで |
船首にはアンカーもあります |
網代の帆が折り畳まれています |
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朱雀門、この先に大極殿遥か3.6km後ろには羅城門があったそうです |
間口25m高さ20mもあるので人物をアップすると門の一部しか映りません |
今日は疲れも無く余裕の表情の女性陣 |
ガイドの宮繁さんが松原さんに説明しています |
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大極殿の天井です |
天井の格子にはきれいな花の模様が |
北面の「玄武」少し画像が小さいですね |
高御座ー天皇の玉座、開会式で皇太子殿下がお座りになったとか |
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みなさん熱心に! |
南の朱雀門の大極殿からの眺め |
左手には東大寺や若草山が |
大極殿を南東方面から |
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たまたま通り合わせた衛士隊の行列 |
東院庭園にあった心柱の転倒防止の「貫」ー珍しいものですね |
東院庭園に、きれいな花が咲いていました |
奈良時代の庭園は殆ど残っていないとか |
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法華寺庭園にて |
同じく |
人が居ない方が・・・ |
国宝・11面観音は思ったより小さい、光背に特徴がありました |
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