歩く会第43回

  歩く会11月例会

                                                     関岡大吉

            (紅葉を訪ねて奈良平群谷を散策)

  秋も押し詰まった1128日最後の紅葉観賞を兼ねて一日歩いて来た。

  行程は、JR三郷駅から龍田大社に立ち寄り信貴山へ、下山後は龍田川添いに烏土塚古墳、石床神社、長屋王墳、吉備内親王墳、竹林寺、生駒(往馬)神社までの予定であったが時間の都合で竹林寺、生駒神社を割愛のやむなきに至ったものの、17人の参加を得て晩秋の平群路を歩き、各所で紅葉も観賞することが出来、行程も程々で楽しい一日を過ごすことが出来、難波に戻っての愉快な打ち上げ会で締めくくった。

 以下23立ち寄り先の感想を記すと、

 龍田大社 :日本書紀の天武天皇4年(676)「風神を龍田の立野に祠しむ」とあり、祭祀を受けた風格のある神社で木々に囲まれた荘厳感もあり、又、紅葉も堪能できた。

 信貴山  :信貴山上にある聖徳太子ゆかりの真言宗「朝護孫子寺」で紅葉を観賞し、437m の頂上までやや勾配のある階段状の道を登って、信貴山城跡(松永久秀氏が織田信長に攻め落とされた)、空鉢護法寺へ、ここからの展望ははるか葛城山、金剛山を望みなかなかのものであったし、ここでも遅い紅葉を満喫した。

 龍田川  :落語の「千早ふる」でおなじみの紅葉の名所で美しい川であるが、行程の関係で帰りの電車からの若干の眺めに止まったのはやや残念の感があった。何れ又の機会を楽しみに。

 長屋王墳 :長屋王は天武天皇の孫で藤原氏の陰謀で謀反の罪を着せられ自殺に追い込まれ、その憤死が後々まで菅原道真とともに怨霊の主人公と恐れられた有名人であるがその墓は訪れる人も少なくややひっそりとしたものであった。

                                           
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